認知症とチーム介護
介護士は、高齢者の扱いについては詳しくなければいけません。
施設の利用者の中には、寝たきりの人もいますし、認知症の疑いが強い人もいます。
一人一人性格も症状も違うので、個人個人に合った対応法を模索していくのがベストでしょう。
特に認知症の疑いがある場合には特段の注意が必要です。
放っておくと施設を抜け出してしまう可能性もありますし、暴力や誤飲などのトラブルを起こす可能性も普通の人よりは大きくなります。
複数の人間で交代で介護をし、目を離さないことが大切です。
複数人でチームを組んで仕事をすると、目を離す時間が減りますし、一人一人の介護士にかかる負担は軽くなります。
精神的にも楽ができるので一石二鳥です。
認知症は、様々なトラブルを引き起こすものです。
たとえば失語の症状が現れるケースもあるでしょう。
そうした時には、語りかけも根気強く行うのが正解です。
時には自分のことを家族だと勘違いして話しかけてくることもあります。
そんなときにも、すぐに否定はせず、一時的に家族のふりをしてあげるのがいいでしょう。
そうした症状は一時的なものなので、話を合わせても問題はありません。
否定をしてしまうと、逆に相手がパニックに陥ることもあるので注意です。
表情や身振り手振り、スキンシップなどでもコミュニケーションは取っていけます。
とにかく、介護の現場では何事にも根気強く対応をすることが求められます。
あまり思い詰めずに、常に明るく振る舞うこともを忘れずにおきましょう。
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